掲載数 48点
咸宜園は、
江戸時代後期の儒学者 漢詩人で教育者の広瀬淡窓によって、豊後国日田に文化2年創立された私塾である。 「咸宜」とは、みなよろしの意味で、武士だけでなくどんな身分でも、男女を問わず受け入れる、ということでこう名づけられた。 そのため、九州の偏狭の地にありながら、遠くからの入門者もかなりの数になる。 咸宜園についての説明は他に沢山ありますので、此処では咸宜園門下生の遺墨や絵画を見て頂こうと掲載いたしました。
門下生は4千数百名と言われています。 名前と略歴は解っていても、どのような詩をつくり書画を残したのが解っていない人物が多く、 それを明らかにし、愛好家や研究者の御役に立てればの思いです。 咸宜園門下生の中でも、有名な人物の遺墨等を確認することは容易ですが、 咸宜園に入門の後、地元へ帰郷し、塾を開いたくらいの、比較的有名でない人物の遺墨等を探しだす事は、 年月を経た現在では難しいものがあります。 一つの提案として、又、咸宜園門下生研究の足がかり程度の気持ちで見て頂ければ幸いです。 |
【本紙の大きさをcmで表示】
・
清浦奎吾 紙本 131.5×60 恒遠醒窓 紙本122.5×26.3 大楽源太郎 絹本
131×34 ・
内閣総理大臣(熊本県出身) 儒学者(福岡県出身) 維新の志士(山口県出身) ・
中井弘 絖本 159×41 長古雪 紙本130.5×28.5 長三州 絖本 145.5×52.5・
貴族院議員(鹿児島県出身) 儒学者(大分県出身) 漢学者・書家(大分県出身) ・)
・
西秋谷 紙本 106×40 ★釈徳令 絹本 119.5×33 後藤東庵 紙本 174×47.5
小倉藩侍医(福岡県出身) 東本願寺学僧(福岡県出身) 福岡師範
学校長(福岡県出身) .
塩谷処 紙本 132.3×33.3 ★大隈言道 紙本 33.5×40.7 重富縄山 紙本 115.3×28.5
権大参事(山口県出身) 歌人(福岡県出身) 明善堂講師(福岡県出身)
.
横井古城 絖本 125.5×42.5 楠本碩水 紙本 110×58.2 平野五岳
絹本 127.8×34.5
著述家(大分県出身) 儒学者(長崎県出身) 東本願寺僧・南画家(大分県出身)
.
小栗栖蓮舶 紙本 136×33 楠本端山 紙本 111×31 羽倉簡堂 紙本 130.8×31.2
東本願寺講師(大分県出身) 儒学者(長崎県出身) 幕府代官(大阪出身)
広瀬青邨 紙本 138.2×16.6(×2) 高取悦堂 紙本 138×43 倉富勇三郎 紙本 143×36
咸宜園三代塾長(大分県出身) 判事(大分県出身) 法学博士(福岡県出身) .
長梅外 紙本 135.5×35.5 秋月橘門 紙本 113×29.5 高木豊水 絹本 114.5×42.5
儒学者(大分県出身) 葛飾県知事(宮崎県出身) 小笠原藩御抱え絵師(大分県出身)
小栗布岳 紙本 138×48.5 鼎金城 絹本 115×16.3 大賀賢励 紙本 136.5×67.2
東本願寺講師(大分県出身) 南画家(大阪出身) 儒学者(三重県出身)
谷口藍田 紙本 152.5×32.5 帆足杏雨 紙本 133×42.5 蒲池桑州 紙本 108.5×42.5
儒学者(佐賀県出身) 南画家(大分出身) 漢詩人(福岡県出身)
亀谷省軒 紙本 137×30.5 小栗布岳 紙本 144×56 田代潤卿 紙本 110.3×53.5
著述家(長崎県出身) 南画家(大分県出身) 儒学者(福岡県出身)
高取成章 紙本 133.3×45.5 倉富篤堂 絖本 41.2×33.2 横田国臣 絖本 117×32
官使(大分県出身) 儒学者(福岡県) 大審院長(大分県出身)
劉石秋 紙本 103×24 諌山菽邨 紙本 149×48.8 赤松連城 絖本 138×40.5
儒学者(大分県出身) 医者(大分県) 西本願寺勧学(石川県出身)
柴秋邨 紙本 104.5×38.2 楠本端山 絹本 113.5×51 吉嗣拝山 絖本 132.5×41.5
儒学者(徳島県出身) 儒学者(長崎県) 南画家(福岡県出身)
千原夕田 絖本 161×51.8 石井南橋 紙本 151×41
漢詩人・書家(大分県出身) 儒学者(福岡県出身)
調雲集 紙本 108.5×38.7 小松綿里 紙本 97×62
東本願寺講師(福岡県出身) 東本願寺僧(大分県出身)
秋月必山 紙本 111.2×30.5 劉冷窓 紙本 132×14(×2)
35才
貴族院議員(大分県出身) 儒学者(大分県出身)